河村隆一という歌手が自分は非喫煙者なのになぜ肺がんになったのか。という非科学的なコメントをした。マスコミが過度に流してきた、間違った「喫煙とがんリスクの関係」の情報がもたらした誤解である。非喫煙であることで安心して体調管理に抜かりがあったのではないか。
以下のグラフでわかるように、ここ数10年喫煙の急激な低下に反比例して肺がんは急激に上昇している。統計的に見れば喫煙はがんとは直接の関係はないと言える。しかし、タバコに限らず、あらゆる種類の煙を肺に日常的に入れる行為が健康に良いわけはないので、喫煙はしないほうがいいに決まっている。ただタバコのにおいの好き嫌いは別にして、世間がまるで毒物のように嫌悪、隔離するほどタバコに罪はないとおもうのだが。