マーフィーの法則 2

昔から僕は「マーフィーの法則」には、ことの他、敏感に反応してきた。たとえば、クルマの下にもぐって作業していて、外の工具箱の中にあるマイナスとプラスの2つのドライバーからどちらかを手探りで取り出すとき、手に取った瞬間、無意識に「ああこれは違うな」と感じることが良くあった。そういうときは十中八九違っていた。「マーフィーの法則」の応用編、「違うと感じた場合は必ず違う」にあてはまるのだ。

こんなことを繰り返すうちに、僕はいつのまにか、2つの選択肢からーつを選んだ時、もし瞬間的に「ああ違うな」と少しでも感じたときは迷わずそれを置き、別の物を選ぶようにしてきた。信じられないかもしれないが、このやり方は功をそうして、僕の選択は結構あたるようになった。

20年前、カレラ964を購入したとき、僕はすぐ、ボンネットをあけて、ヒューズボックスのDMEリレーを確認した。やはりそのパーツは純正品であり、リコール後の対策品に変更はされていない事を確認した。これも「マーフィーの法則」に当てはまると思った。

しかし、正直なところ、それから20年すっかり忘れていたのだ。そして今回、セルモ-ターは回るがエンジンがかからない状況に直面して、突然20年前のことを思いだしたのだ。

だが、僕は冷静にならねばならない。リレーが壊れたとは限らない。この現象の原因には3つの可能性があるからだ。すぐ、ボンネットをあけヒューズを見た。切れていなかった。ここで原因は燃料ポンプかリレーに絞られた。リレーの不具合を調べるのは簡単である。ポルシェのリレーには導線をらせんにまいた円筒状のコイルが使われている。ソレノイドという。エンジンキーをまわしたときだけ、電流が流れ電磁場が生じてスイッチが入る旧い仕組みである。

だから、たとえ壊れていても、ソレノイドと接点端子のすき間に厚紙を入れて強制的にオンの状態をつくれば、電気はつながる。この状態でエンジンをかけてみればよいのだ。まずリレーの箱をはずした。どこも悪いようには見えない。ショートした後もない。期待が持てそうだ。

「どうかエンジンはかからないで欲しい」と祈った。しかしエンジンは一発で勢い良くかかってしまった。

やはり、「だめリレー」の故障である。「不具合が起きる可能性があるものには必ず不具合が起きる」。僕は「マーフィーの法則」から逃れられないようだ。

rocketboy2 について

合成化学と薬化学と天然物化学を生業にし、それらを基盤にしたビジネスを展開している。
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マーフィーの法則 2 への1件のフィードバック

  1. Tessho Hachisu より:

    ご無沙汰しております。私の930も危なそうなので予備を一つ持ち歩いております。

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